「AIを使っているけどあまりうまくいかない」という人、いませんか。
もしくは「AIを使うのになんとなく抵抗がある」と感じている人かもしれません。
この記事では中の人が実際に使ってみて感じた
「AIの限界」についてつらつら書いていこうと思います。
では。
AIって何?
「A」rtificial 「I」ntelligence = 「AI」
英語で言う「人工知能」のそれぞれの頭文字をとってこう呼ばれています。
元々これは人間が日々行っている「知的プロセス」の再現のために作られたものだそうです。
例えば
「地面が濡れているから、さっき雨が降ったんだろう」
「A = B, B = C, だからA = C」
というような、『1つの/いくつかの事実から結論や原因を導き出す思考の働き』を
再現するために作られたものがAIということらしいです。
詳しくは下記リンクを見ていただいたら早いかと↓
The birth of Artificial Intelligence (AI) research – Lawrence Livermore National Laboratory
Why was A.I created? Brief Summary, The Start of A.I – Assessbank
AI(人工知能)とは? 意味やビジネスの例も交えわかりやすく解説 – NECソリューションイノベータ
AIができて変わったこと
AIが普及し始めて、様々な場面で生産性や利便性の向上が見られるようになりました。
2022年末にChatGPTが登場してきたことを皮切りに
Copilot、Midjourneyなど様々な生成AIが浸透してきたことが大きいのではないでしょうか。
一部業務をAIに代替することによる
- 仕事の効率化・人員の補填
- 教育分野での学習プログラムへの導入(導入?)
また、日常生活では
- セキュリティや利便性の向上
も挙げられます。
AlexaやSiriがいい例ですね。
実際、中の人も仕事用メールを書くときはGeminiやChatGPTに丸投げしています。
便利なので。
AIを使って感じたこと
では実際に使ってみてどうだったのか、中の人が感じたことをまとめました。
- こちらの意図と違う返事が返ってくる
- 細かいニュアンスが伝わらない
- 相反する要素を両立できない
順を追って書いていきます。
意図と違う返事が返ってくる
不便な点として、『具体的な解決策を検討したいのに全く違う内容の返答が返ってくる』ことがあります。
検討内容の精度を確保するためにAIへの指示で余計な時間を費やしてしまい
結果AIを使わない時以上に時間がかかってしまう、という現象が不便に感じる理由でしょう。
これについての一番わかりやすい例はAlexaです。
作業用BGMとして「Alexa、〇〇〇の曲かけて」と言うと、何故かサブスクへの登録を案内されます。
中の人はこの記事を書いている途中にこれをされました。
しかしこれはAlexaに限らず、どのAIでも似たようなことはしばしば起こります。
このように、「時短のために使用したはずがかえって倍の時間がかかってしまう」というのが
不便に感じた理由の一つです。
….なので、最近は諦めてスマホやPCを使うことにしました。
そこまでAIをマスターしなくても、十分代わりになるものはたくさんありますからね。
細かいニュアンスが伝わらない
メールなどの文章を書くときに微妙なニュアンスのある文章が書けない、という点も挙げられます。
これはAIが非言語的コミュニケーションのような、曖昧な部分の学習が難しい点が理由としてあるでしょう。
中の人は仕事のメールをAIに丸投げしていますが、毎回送る前に少し手直しをしています。
実際に送る内容としては問題ないものの、その時点で把握している状況に応じた
微妙なニュアンスや文章のトーンなど、細かい部分まで指示しても「何か違う」と感じる部分があるためです。
大体の構成が良くても結局最後は手動で微妙な部分(語尾や言い回しなど)を調整してから送ることが大半になっています。
そこまで指示できるプロンプトを打てたとしても
実際に出力する側にそれができるだけの土台がなければあまり意味がないのかもしれません。
そう考えて、AIはあくまでも土台作りの補助ツールと
割り切ってしまうようにするとかなり気が楽になりました。
相反する要素を両立できない
ポジティブなものとネガティブなものを一定の条件下で両立させる、というのが苦手なのもAIの特徴です。
AIは基本的に抽象的な概念を特定の視覚的パターン(怪物や特定の生物・無機物など)とセットで学習しています。
そのため、指示された内容が相反するものだった場合、具体的なイメージに頼らずにそれらを統合・再構築することができないようです。
中の人は少し前からAIでの画像生成に手を出しています。
映画「エイリアン」のクリーチャーデザイナーとして知られるH.R.ギーガーの作品や
ベクシンスキーの絵画のような雰囲気が好きなのですが
それらに近い雰囲気の画像を生成しようとしたときでした。
極端に言ってしまえばそれらは「グロテスク」と「美しさ」を両立させていると思っていたため
『視覚的に不快でグロテスクでありつつ、同じくらい美しい画像を作って』というような内容を入力したのです。
結果は全敗でした。


(↑こんなのがほしいなんて一言も言ってないんですけどね)
既にある「エイリアン」に近い雰囲気やありきたりな怪物・直接的なグロテスク表現を禁じれば
何かよくわからない液体や植物の断面図のような画像になり
その縛りを緩めれば唐突にファンタジー要素を混ぜた画像が生成されるのです。
これらを踏まえると、おそらく元々のAIの学習・思考パターンに
『相反する2つの要素を抽象的なイメージとして共存させる』という概念が備わっていないのではないかと思います。
そして個人的にこれの解決策は『より膨大な量の哲学的概念をあらかじめ学習させる』、
つまり『人間とほぼ同一の思考を持つAIの作成』しかないのではないかとも感じました。
ここまでくるとフィクションの領域に片足突っ込んだ感じになるので
そこまでの労力を割く気にならなくなってしまったというのが正直な感想です。
まとめ:AIは難しい
創作の分野において、AIを使いこなすのはとても難しい技術です。
恐らく今の、少なくとも日常生活に浸透しているレベルのAIには備わっていない
『人間的な機能』が創作において必須である以上
何度画像生成をしてもありきたりなものになるか、よくわからない謎物体の量産かの
どちらかにしかならないでしょう。
人間にとってはさほど違和感なく行える『矛盾を矛盾のまま維持する』という思考がAIに適用できない以上
生活の中にあるAIは「便利な要約・リサーチツール」の枠を出ることはないのではないかと思います。
とはいえ便利なことには変わりません。
いちいち一からビジネスメールを考える時間があれば少しでもサボりたいし
毎回パスワードを入力するのは地味に苦行です。
調べたい内容が何だったかわからなくなってしまっても
AIに口頭で指示すればある程度の見当をつけて候補を挙げてくれます。
ただ、『完全なものはない』というだけです。
完璧だと思い込んでいるだけで、ちゃんと調べればそうではないと気付くものの方が多いでしょう。
その点から見ると、AIも人間も大差ないような感じがします。
完璧な人間はいないし、全てのことを人間以上にできてしまう『万能AI』なんか存在しない。
少なくともそう考えてちょっとほっとしている人間はいます。ここに。
あくまでも「補助ツール」、困ったときの「手がかり作成システム」だと思って
これからもサボり時間を増やすために積極的に使っていきたいと思います。

コメント